公務員は非常に責任感が強くて、真面目な人が多いため職場で体調不良(メンタル・うつ病)になってしまうと、どんどん症状が進行し休職する場合には深刻な状況になっている場合が少なくありません。
体調が悪くなり、休みたいと思っていても「目の前の仕事が終わらない。」「休むと他の人に迷惑がかかる。」「今の状況でどうすればいいのか?」と非常に辛い状況となります。
中には職場で追い詰められ自殺をする人もいますが、死んでまでする仕事などないと私は思っています。
そもそも公務員の仕事に本当に情熱を持っているわけではないはず。
休む休まないという決断は、しっかりと自分の体調を管理した上で判断をすることが重要だと、私の経験を通じて感じていることでです。
仕事が休みづらい〜日本という民族について
私は大学の時に留学していた経験もあり海外の人と交流があります。
その際に日本という文化について感じることは
- 人と合わせないといけない。
- 周りの目を気にして常にストレスを感じている。
- 自分ではなく人の人生を生きている。
- どちらかというと兵隊のような民族
という感じがます。
このような民族性が、職場を休みづらくしていて、症状が深刻になるまで我慢することが多くなっています。
海外は多様な文化が融合しているため、常にオープンなところがあり、人生は楽しむものだという感覚を感じることがよくあります。
それを経験すると非常に日本は窮屈に感じるのです。日本人はほとんどが英語が話せず単一民族だからです。
海外の人が日本の会社で働くと
東京で海外の人が日本の会社で働く人についてこんな話があります。
その海外の方は以前は、会社で自分の仕事を手早く片付け早く家に帰ることを日課していました。
しかしながら日本では仕事をすればするほど仕事が降ってきて逆に早く帰れない状況となったみたいです。
そこでその海外の人がとった行動は「仕事は時間をある程度かけて、時間一杯で行うようにして、必要以上に仕事を受けないようにする。」ということを行いました。
このこと自体は非効率なことだと言えますが、残念ながら彼が仕事を早く切り上げて帰るためにはこのような方法をとったということです。
休みづらいという理由について
私の経験を通じて仕事を休むということは非常に勇気がいることでした。
なので限界まで我慢して仕事をしたということです。
ですが、それが逆に復帰を送らさせ、自分の生活にも大きな支障となったのです。
休みづらいということについては
●休むことで「うつ病」と思われるのが抵抗がある。
●他の人に仕事が行って仕事に行きづらくなる。
●とりあえず仕事に行かないといけない。
と言うことが要因だと考えらます。
周りからうつ病と思われることについて
職場のほとんどが普通に仕事に来ている中で、仕事を休むことで周りから「精神的に病んでいる」「うつ病ではないか」と思われることになると思います。
ですが、実際休んでみると、そう疎外感は感じないのが現状でした。
確かに休むことで、そのように思われるかもしれませんが、休んで結果として
- 仕事が自分の分量に合うように調整してもらえる。
- 周りから丁重に扱われるようになる。
- 上司が健康を以前より管理してくれる。
というプラスの要因が生まれることになります。
他の人に仕事が行って仕事に行きづらくなる。
これも大きなストレスの要因の一つです。
朝起きて調子が悪い時など職場に電話をして「今日体調が悪いため、年休をお願いします。」などと連絡するのは非常にストレスとなる場合があります。
でもそう感じるのは、周りと合わせないといけないということを無意識のうちに感じ取っているからだと思います。
私が以前3ヶ月休職をした場合に、先輩職員がその仕事をすることになりました。私が復帰した後の飲み会で、その先輩職員は私に対して「君が休んだおかげて自分は土日も職場に出てきたんだ。」と言われ非常に傷ついた経験があります。
こんなこと言われるなんて本当にストレスになるわね。
こう言った職場環境だからみんな休むことに抵抗が生まれてどんどん環境や体調が悪くなるよの。
でも重要なのは、自分の体調管理をしっかりとすることなので、休むときはしっかりと休むべきなのです。
人の気持ちを考えない周りがそんなことを言っても真に受けてはいけないのです。
とりあえず仕事に行かないといけないという考え
公務員になる人は「安定しているから働きたい。」という人が多くを占めるのではないかと感じています。
そう言った中で、「国民のため、県民のため、市民のため」と言って、毎朝嫌々仕事に向かっているのです。
そこに人生の目標はありません。
仕事でそうしないという義務感からそうしているだけではないでしょうか。
ただ公務員として働いて、結婚して子供を産んで、家を建てて、家のローンを返すために定年まで公務員として働く。
という人生を送ることになります。
ですが、自分の人生に目標を持つということ。
・公務員以外の仕事で、自分が本当に情熱が持てる仕事をしたい。
・定年までではなく、経済的に自由になって早くリタイアしたい。
・死んだ時に後悔をしない生き方をしたい。
このような漠然としたことでも人生に目標を持つことは重要ではないでしょうか。
人生に目標があるからこそ、「自分は仕事をしていて体調が悪いから休まないといけない。これ以上悪くなると自分の生活に支障が出てくる。」という考えも持つことができます。
自分の体調を崩してまで、人生を不幸して公務員として働く意味はあるのかしっかりと問わないといけないのではないでしょうか。
組織での相談窓口について
公務員の組織では、職員組合の他に内部相談員や外部で委託をしている社会保険労務士などの外部相談員がいます。
相談窓口を知っておいて、自分が相談しやすい窓口を知っておくのは非常に重要です。
後、あまり無理しすぎる前に相談することも重要ね。
勇気を持って休むということ。
生きるということは
自分は幸せになるんだ
ということはみんなが考えていることです。
なので、自分の人生をダメにすることはなんとしてでも避けないといけません。
職場で体調不良で自分の人生が悪くなった場合に、自分はどう判断しないといけないのか。
うつ病が深刻化して、病気になって休みがちになってまで仕事に行くのか?そう言った人生が自分にとって価値があるのか?
しっかりと考える必要があると思います。
なので、
●朝職場に休む連絡をする場合には堂々としっかりと伝える。
●自分は体調が悪くて仕事ができないと周りに感じさせないといけない。
●自分の健康を守るということに集中する。
ということが重要になります。
それは自分が幸福に生きることで必要な姿勢ではないでしょうか。
職場の責任、上司の責任だってあるはずよ!なので、周りの目を気にして自分を犠牲にする必要なんてないはず!
早めに医療機関を受診することも重要
自分が体調不良になって体調が戻らない、日常生活に支障が出てきた場合には早めに医療機関を受診し主治医の先生に相談をすることが重要です。
自分がどういう悩みを抱えているのか、どうすれば改善するのか、休職するべきなのはしっかりと話を聞いてくれる先生を見つける必要があります。
人生に目標を持つこと。
たとえ仕事を休職したとしても、その休んでいる時間は貴重な時間とする必要があると思います。
仕事を定年まで働く時に、休職のように数ヶ月も休むことなどまずありません。
なので自分は会社から解放された自分の時間を他の人より多く持つことができるのです。
その時に
自分は人生でどう生きるべきか?自分は何がしたいのか?
ということを真剣に考えることができるのです。
そう言ったことが、今後の人生に大きな影響を及ぼしてくるのではないでしょうか。
普通の公務員はそんなこと考える暇もなく、仕事と家の往復であっと言う間に人生の時間が過ぎていきます。
なのでたとえ休んでいる間でも、「自分は貴重な時間が与えられているんだ」と言う意識で自分が何をすべきなのか、どうしたら幸福になるのかをしっかりと考てみましょう。
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