公務員が業務上のストレスからうつ病や精神疾患で不調をうったえる場合が増えてきています。
そのような時には早めに病院(心療内科や精神科など)を受診し主治医に相談することが重要です。
しかしながら数あるクリニックから探すのは、一見簡単に見えてもちゃんと先生が信頼できるか、話を聞いてもらえるかなど不安な面もあります。
厚生労働省のサイトでは、うつ病などの症状の時に心療内科や精神科などを地域ごとに紹介をしています。
しかしながら、自分にあった病院の選び方についてはそれだけでなく,グーグルや口コミサイトなどを活用した方がよりクリニックの詳細がわかるようになると思います。
選ぶのは病院か?クリニックか?
うつのような症状の時にいざ受診しようと決意したものの、どこに行けばいいのか悩みますよね。
「病院」と「クリニック」の違いが良く分からない人も多いのではないでしょうか。
この2つの大きな違いは「入院できるかどうか」です。
そのほかの違いについては、下記のような特徴があげられます。
病院 | クリニック | |
---|---|---|
入院 | ・入院施設がある | ・入院施設がない |
その他特徴 | ・複数の医師がいるので、同じ病院内で合う先生を探せる
・受診時の状態が悪いと、そのまま入院できる |
・クリニックは数が多いので、多くの選択肢がある。
・病院に比べ混雑しないので、待ち時間が少ない |
自分の体調や受診の目的に合わせて、「病院」か「クリニック」かを選ぶようにしましょう。
受診するのは「心療内科」?「精神科」?どれを選べばいいのか?
さて、「病院」か「クリニック」かを決めたあと、まだ考えるべきことがあります。
それは「何科に行くべきか」ということです。
特に「心療内科」と「精神科」については、違いが分かりづらいですよね。
心療内科
(心理的・社会的要因から起こる体の症状) |
精神科
(心のさまざまな症状) |
・吐き気
・頭痛 ・倦怠感 ・胃痛 |
・不安、イライラなどの気分症状
・幻聴や幻覚 ・不眠症、寝すぎてしまう等の睡眠症状 ・子どものころから落ち着きがない |
上の図からもお分かりのように、
●心理的なものや社会的な要因から起こる体の症状=心療内科
●心のさまざまな症状=精神科
と、分けることができます。
ストレスからくる体調の異変であれば、「心療内科」が良いでしょう。
また、吐き気や頭痛、胃痛などに悩んでいる人で、内科で特に身体疾患がなく、思い当たる原因がない場合にも心療内科での受診がおすすめです。
厳密にいうと精神科と心療内科は区別がされていますが、近年はうつ病などは、特に区別せずどちらも受診する人がいるのが現状です。
厚生労働省のサイトではクリニックを紹介している。
厚生労働省のサイトでは、各自治体ごとに病院や薬局がまとめられていることをご存知ですか?
このサイトを利用すれば、住んでいる地域の病院やクリニックを一覧で確認できます。
(外部サイト)厚生労働省 医療機能情報提供制度(医療情報ネット)
うつ状態で、体を動かすことすら辛い場合に、自分で病院やクリニックを探すことはとても気が重いことですよね。
そんな時に、一覧で確認できるサイトがあれば、住んでいる地域で受診できる場所がすぐに確認出来て便利です。
グーグルや口コミサイトなども参考に
しかし、初めての病院やクリニックに受診するときに、1番気になることは「評判」ではありませんか?
特に、メンタルの不調の場合、個人的なことも話さなければならないので、「話しやすいかどうか」は重要な情報です。
先ほどお伝えした厚生労働省のサイトでは、住所や受付時間などは分かるものの、評判などの細かい点は分かりません。
そんな時、役に立つのは「グーグルの評判」や「口コミサイト」です。
グーグルマップからクリニックを探してみる。
グーグルマップでは「心療内科 市町村」 などで検索するとお近くの「心療内科」や「精神科」を簡単に探すことができます。
大きなメリットは実際利用した人の声が分かるということです。
口コミサイトも活用する。
ネットで検索すると、グーグル以外でも病院の口コミサイトが存在するので、それも合わせてチェックしてみたいところです。
<口コミサイトでの評判の例>
- 院長先生を始め、5,6人の先生がいます。 どの先生も説明が丁寧で話しやすい雰囲気でした。
- 曜日によって担当の先生が変わります。
- 待合室が広いので、ゆったり過ごせます。先生は常時2人はいるので待ち時間が少ないです。
- 事務員さんの愛想が悪いのが少し残念です。
口コミサイトでは、実際に訪れた人の率直な感想が記載されています。
先生の人数や話しやすさ、待合室の状況、混み具合など様々な面からの情報を確認できるところがメリットです。
「初めてで緊張する……」と思っている方は、ぜひ確認してみてくださいね。
主治医と相性が悪い場合には病院を変えてみる。
事前にどれだけ十分なリサーチをしても、実際に受診した時に、「なんだかこの先生とは合わない……」と思うこともあるでしょう。
先生の性格やタイプは一人ひとり異なるので、なかには合わない人がいても不思議なことではありません。
先生との相性が良くないと感じた場合は、思い切って通院先を変えてみるのも一つの方法です。
新たに探す手間や時間はかかりますが、早く相性のいい先生を見つけることが結果的に早期の回復につながるからです。
病院やクリニックはたくさんありますので、気持ちを切り替えてしまいましょう
まとめ
ストレスが原因でうつ状態になってしまうと、自然に回復するという事は難しい場合が多いです。
早めに職場復帰するためにも、きちんと医療機関に受診することがおすすめですよ。
インターネットを利用すれば、住んでいる地域の病院やクリニックの情報が詳しく知ることができます。
事前に知りたいことについて情報収集し、少しでも受診へのハードルを下げておくと良いでしょう。
出来るだけ早く、自分にピッタリ合う先生と出会えるといいですね!
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