世間一般で安定している公務員といっても、老後を考えると不安を感じている方も少なくありません。
ですが、現在は投資で資産運用をしてなんかと副収入を増やしていきたいという人が増えており、そこでオススメなのが、毎月一定額を積み立てていく制度である「積み立てNISA(ニーサ)」になります。
積み立てNISAは国の制度として、利益に対して減税措置を受けることができ、審査で通過した銘柄を制度上で運用することが可能だからです。
月々は1000円からでも運用することが可能で、資産を運用していくことで経済の流れがわかり、投資のレベルも上げていくことが可能です。
公務員の仕事は安定している性質上、仕事をしっかりとすればなんとか安定して収入が入ってくると考えている方も多く、リスクがある投資(株式投資やFXなど)をする人は多くない傾向にあります。
国の制度であるNISAはNISAと積み立てNISAの2タイプがある。
NISAには、通常のNISAと積み立てNISAの2タイプがあり、どちらかひとつだけを選択して口座開設することができます。
それぞれの口座の特徴は以下のとおりです。
積立NISA | NISA | |
---|---|---|
対象の期間 | 2037年まで | 2023年まで |
非課税対象期間 | 最大20年 | 最大5年 |
非課税額(最大) | 800万円 | 600万円 |
投資上限額(年) | 40万円 | 120万円 |
投資商品 | 投資信託 | 国内・外国株、投資信託、ETF |
投資の方法 | 毎月の積立 | 株の売買 |
通常のNISAでは、口座を開設した金融機関が取り扱っている株式や投資信託、ETF
など、さまざまな金融商品に投資できます。
投資する際はその都度自分で銘柄を選び、買い付けの申し込みが必要です。
一方で積み立てNISAは、投資信託のみ積み立て投資ができます。
投資を開始する時点で投資信託の銘柄を選べば、あとは毎月一定金額を口座に振り込むだけで自動的に同じ銘柄が買い付けされていきます。
NISAと積立NISAは一人当たりどちらか一つしか選べません。
例えば、家族の場合は夫婦でそれぞれNISAと積立NISAを運用している場合もあります。
ですが、運用する場合にはプロに任せる積立NISAが合理的ではないかと考えています。
公務員にオススメなのが積立てNISAの理由
積立NISA | NISA | |
---|---|---|
投資のタイミング | 毎月一定 | 相場の流れを把握することと、資金を入れるタイミングが必要になり、難易度が上がる。 |
銘柄の選定 | 投資信託の場合には銘柄はある地域の外国株や、様々な銘柄がパッケージとして組まれているため、選択しやすい。 | 個別株になると企業分析や分散投資など自分で銘柄を選んで運用する。
そのため難易度が上がり、ETFなど安定した銘柄のものも組み合わせるのがいい。 |
公務員で資産運用をしようとした場合には、通常銘柄の選定や投資のタイミングなど様々な投資の知識を身につける必要があります。
ですが、積立NISAで毎月投資信託を積み立ていく資産運用は、銘柄選定も個別株に比べて容易で、毎月積立ていくため中長期で価格が伸びていく市場を狙えば、しっかりと資産を増やすことが可能です。
積み立てNISAでの減税の仕組みについて
NISA口座 | 一般口座 | |
---|---|---|
利益が出た時の税金 | 非課税(0%0) | 20% |
投資額 | 年単位で上限あり。 | 無制限 |
NISA制度の特徴は、運用して得た利益に対して減税措置を受けられることです。
投資信託の配当金や売却益に対しては、通常20%の税金が課されます。
ただし積み立てNISA口座内で運用した投資信託については、配当金や売却益はすべて非課税となります。
長期にわたって積み立てを継続して利益が大きくなれば、それにかかる税金もかさんでしまいます。
積み立てNISAを使えば本来税金として取られる分も利益になるため、効率的に運用することができます。
なので、今後の老後のために資産運用するには、現状を考えるとまさに最適と言える選択肢ではないでしょうか。
公務員の積立NISAの掛け金上限について
では、積み立てNISA口座ではいくらの投資額まで非課税となるのでしょうか。
積み立てNISAにおける1年間の投資上限額は40万円です。これは1ヶ月あたり約3.3万円の計算です。
非課税対象期間は最大20年と定められているので、非課税で投資できる合計金額は40万円×20年=800万円となります。
年間40万円を超える積み立てをしたい場合は、超えた分はNISA口座でなく一般口座で運用しなければいけません。
一般口座で運用して得た配当金や売却益には、通常どおり課税されてしまいます。
課税を避けたいなら、毎年の投資額が40万円を超えないよう注意が必要です。
銘柄を選定した時に毎月の掛け金を設定できるので、年間で40万円以内の投資金額になるかを考える必要があります。
NISAでの証券会社はネット証券が銘柄と手数料の安さで総合的にオススメ
銘柄 | 手数料 | 少額からの投資 | |
---|---|---|---|
ネット証券 | ◎ | ◎ | ◎ |
地方銀行 | ○ | △ | △ |
ろうきん | △ | ○ | △ |
積み立てNISAの口座は、原則1つの金融機関でのみ開設できます。
そのため、どの金融機関で口座を開設するかが非常に重要となります。
金融機関を選ぶポイントは3つあります。
金融機関が取り扱っているNISAの銘柄の数に注目しましょう。
投資信託と一言にいっても、投資対象は株式、債券、不動産など様々あり、それぞれ期待できる利益やリスクが異なります。自
分にあった銘柄を見つけるには、できるだけたくさんの銘柄を比較して選べる方がいいでしょう。
○楽天証券・・・143銘柄
○地方銀行・・・1〜10銘柄
○ろうきん(近畿)・・6銘柄
と圧倒的にネット証券に軍配があがるわ。
取引の手数料が安いことも大事です。
投資信託の手数料は、毎月の投資金額や運用残高から決められた割合で差し引かれていきます。
そのため手数料が高ければ高いほど利益を上げるのが難しくなります。手数料は金融機関によって異なるため、できるだけ安いところを選びましょう。
少額投資に対応しているか確認しましょう。
投資では、銘柄を分散して投資した方が値下がりのリスクを下げることができます。このため、ひとつの銘柄だけに絞るのではなく複数の銘柄を並行して積み立てるのがオススメです。
毎月積み立てられる金額は限られているでしょうから、1銘柄あたり数百円〜数千円から投資できる金融機関を選ぶと分散しやすくなります。
地方銀行やろうきんに営業された時にはしっかり自分で考えることが重要
公務員であれば、経済の知識が少ない人も多く、地方銀行やろうきんの営業マンに積極的に営業されてそのまま話に乗せられる場合も少なくありません。
これまでご紹介してきたようにネット証券は銘柄の数、手数料、少額投資と全てにおいて優れており、オススメと言えます。
銀行やろうきんは、支店の窓口でプロに相談しながら銘柄を選べるというメリットがある一方で、条件面ではネット銀行に比べてやはり、見劣りしてしまいます。
銘柄の種類や手数料など総合的に判断するとやはりネット証券を選らざる負えないと気づくはずよ。
積立NISAでオススメの銘柄については、やはり着目するのが「外国株」
現在、若い人口が多く経済成長が伸びている東南アジアに目をつける人が増えてきています。
またやはり同じく着目したいのが、「米国株」 米国は世界一の経済大国として米国株はこれまで右肩上がりで価格が上昇しました。
このような地域に着目してパッケージを組んでる銘柄を選ぶ必要があります。
東南アジアは新興国も多いけど、若い人材が経済を支えて経済成長率を高めてくる可能性があるの。
公務員にオススメのネット証券は総合的に判断して楽天証券とSBI証券!
ネット証券を選ぶなら、信頼できる大手の会社から選ぶと良いでしょう。
オススメは楽天証券とSBI証券です。各証券会社で積み立てNISA口座を開設する際の特徴と、取り扱っている対象銘柄の数を表にまとめました。
証券会社 | 銘柄数 | 特徴 |
---|---|---|
楽天証券 | 143 | ○100円から投資が可能
○楽天ポイントで投資信託が購入可能 ○引き落としを楽天カードにするとポイントも貯まる。 |
SBI証券 | 146 | ○積立のペースについては、毎日、毎週、毎月と設定が可能。
○NISAの上限を超えないように自動で調整してくれる機能がある。 |
どちらも便利な特徴があり、銘柄数も非常に豊富なことがわかります。
積み立てNISAの口座を開設できる証券会社は1社だけなので、それぞれの証券会社の特徴をじっくり比較して、自分にあった証券会社を選ぶようする必要があります。
銘柄数の出典:モーニングスター
NISAに特にオススメしたい楽天証券
楽天証券は日本でも最大級のNISA銘柄の取り扱い数と、楽天ポイントを貯めて合わせて投資信託が購入できるという非常に魅力的なサービスを展開しています。
またそれ以外でも楽天トラベルとか楽天市場とかで貯めたポイントを投資信託の購入に当てることができるのよ!
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大手金融機関のSBI証券
楽天証券とネット証券で2強と言われているSBI証券。
豊富な銘柄と割安な手数料は楽天と並ぶ魅力的な証券会社と言えるわ。
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