国家・地方公務員は毎年どのように給料が上がっていくのでしょうか。
公務員は毎年通常通り勤務をしていれば、翌年は号級が上がり、給料表に基づいて少しつづ給料が上がって昇給をしていくことになります。
この昇給は勤務成績によって違い通常であれば4号級上がるところが、勤務成績つまり成績が良ければ「6」、だったり「8」だったりします。
逆に私傷病休暇を取得したりと勤務成績が悪くなると号級が「2」だったりします。
この記事では公開されている給料表を参考にどのように毎年給料が増えていくのかをご説明してきます。
公務員の昇給について
毎年働いた勤務実績に応じて給料が増えることを昇給と言います。
ある都道府県では以下のように昇給を定めています。
勤務成績 | 増える号級 |
---|---|
優良 | 8 |
良 | 6 |
可 | 4 |
やや可 | 2 |
不良 | 0 |
これを見ると通常通り勤務していると4号級増えていくことになります。
また昇給については毎年1月1日から12月31日までの勤務実績について付与されることになっています。(私が務めていた県庁の場合)
公務員の通常勤務で毎年増えていく金額について
公務員の給料表では上の図のように「級」と「号給」で分かれています。
毎年昇給していく場合には縦軸に下のほうの額になっていくということになります。
上の画像は総務省が公開している公務員の給料表になります。
毎年通常通り勤務して「4」の昇給をした場合には、1級でいうと3300円毎月給料が増えていくことになります。
そして2級でいうと約6000円と級が上がる(つまり昇進をする)ごとに昇給の金額についても増えていく計算となっています。
勤務成績が良い場合はどんな時?
昇給で「4」以上つまり「6」や「8」の勤務成績を取る場合にはどのような勤務実績でそうなるかはっきりは明らかにされていませんが、私が県庁に勤務しているときに同僚と話をした内容では
●災害派遣などに中長期でいく場合(半年以上など)(東北大震災等)
●担当している業務が知事表彰などを受賞した場合。
の場合には勤務成績が「6」や「8」となる場合があるようです。
勤務成績が悪い場合はどんな場合?
逆に勤務成績が悪い場合にはどんな場合かは、これも私が現職時代に同僚から聞いた話では
●うつ病などで1年の必要な勤務日数以下だったため昇給がない「0」*私も経験済み
●重大な人身事故を起こしてしまった。「2」
などがあるようです。
まとめ
以上毎年の公務員の給料の上がり方について解説をしてきました。
公務員という仕事は職種が多岐にわたるため、給料の評価についてもその組織独自の方法で決められている場合が多いのではないでしょうか。
1年間仕事を続けていくと昇給していくため、与えられた年休を定期的に取得しリフレッシュして仕事に臨みたいものです。
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