国家公務員と地方公務員は基本的に給料が公開されています。
この給料表(俸給表:ほうきゅう)に基づき、昇進(昇任)や昇給が行われることになります。
給料表では「号俸」と「職務の級」からなっており、それを理解することで給料の仕組みがわかるようになっています。
自分がどのように昇進や昇給をしていくのか知っておくことは仕事をしていく上では重要になります。
公務員の給料表の仕組みについて
「画像参考サイト」
上の画像は地方公務員における給料表となっています。
給料表は縦軸と横軸からなっています。
●職務の級→昇給があった場合に級が上がる
●号給→毎年し決まった号給づつ上がっていく。
職務の級について
職務の級については勤続年数や勤務成績などを勘案して、昇進した場合に上がっていくことになります。
例えば「主事」→「主任主事」、「参事」→「主幹」など昇進した場合になります。
号給について
号給については、毎年勤務をしていけば勤務成績に応じて付与される号給になります。
最近は50歳以上は昇給がなく毎年同じ給料になるなどの制度も取られています。
号級については勤務成績について
*ある県庁の昇給の例
●不良→0
●やや不良→2
●普通→4
●良好→6
●大変良好→8
と毎年昇給することになります。
国も地方も給料表の形態は同じ
「画像参考サイト」
上の表は人事院が公開している国家公務員の給料表(行政職)になります。
この表を見ればわかるように基本的に昇給や昇進の仕方は地方公務員と同じことがわかります。
職種に応じて給料表の数値は違う。
公務員は様々な職種があります。
- 一般行政職
- 警察職
- 小中学校教育職
- 医療職(医者や看護師)
など職種に応じて給料の金額が変わっています。
まとめ
以上公務員の給料表の見方をまとめました。
この表を見ると、勤務年数や昇進で給料がどのくらい差が出てくるかわかります。
民間企業までの差はありませんが、しっかりと勤務をしている人が評価される構造になっています。(*評価する上司によってもちろん部下の昇進も変わってきますが。)