国家公務員や地方公務員は基本的に基準を満たすことで通勤手当(交通費)が支給されることになっています。
実際にばれないと考えている公務員の不正時給は後が立たない状況ですが、このような問題を含めて年々交通費の支給に関しての証明書などを含めて申請も厳しくなっているのも現状です。
不正時給の事例で多いのがバスや電車などの公共交通機関で申請していて、実際には自家用車や自転車、徒歩などで通勤手当をもらっていた事例が多いみたいです。
ここから実際のニュースを交えてその事例をご紹介していきます。
公務員の通勤手当の不正時給について
公務員の通勤手当については大きく分けて
●公共交通機関(電車、バス等)
●交通用具(自家用車、バイク、自転車など)
に分かれています。 公共交通機関については実費が支払われるものの、交通用具については距離に応じて申請して手当を受給することが可能です。
詳しくは下記の記事も参考にしてね。
自転車通勤なのにバス利用を装う
岡山県は26日、7年以上にわたり通勤手当計約41万円を不正受給したとして、保健福祉部の男性副参事(53)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にした。全額を返還したという。
県人事課によると、副参事は平成23年4月~30年11月、自転車で通勤していたのに、バス利用を装って通勤届を提出し、差額を不正に受け取った。聞き取り調査の結果、発覚した。
人事課は「来年度から定期的な確認をするなど、再発防止に努める」としている。ー産経ニュース
このニュースでは7年間に合計で41万円の交通費を不正受給したとあります。
徒歩での出勤で実際はバス利用を装う。
横浜市は19日、通勤手当を不正受給したとして資源循環局の男性技能職員(60)を停職1カ月、技能職員の定期券を厳密に確認しなかったとして当時の同局中事務所副所長の男性職員(58)を戒告の懲戒処分とした。
市総務局によると、資源循環局の職員は2012年9月から17年8月までの約5年間、バスで通勤すると申請しながら実際は歩くなどして通勤届よりも交通費がかからない経路で通勤し、約38万円を不正受給した。14年度以降は所属部署での定期券確認の際に複数回にわたって虚偽報告した。職員は全額返金した。ー神奈川新聞
このニュースもすでにご紹介したものと同じ手口になっています。
おそらくバスでの利用と徒歩や自転車での出勤では実際の実態が分かりにくいことが問題となっているようです。
自家用車の出勤で約880万円を不正時給
当該職員は、公共交通機関での通勤手当を受給していたにもかかわらず、自家用自動車で通勤していました。本学は毎年諸届出の確認を行ってはいましたが、当該職員は、長年にわたり虚偽の報告を行い、通勤手当を不正に受給するという悪質な行為を続けてきました。これらの行為は、本学の名誉及び信用を著しく傷つけるものであり、当該職員を懲戒処分(出勤停止12ヶ月)と致しました。本学職員の中で、このような不正行為があったことは誠に遺憾であり、深くお詫び申し上げます。 今後はこのようなことが起こらないよう、職員に対するいっそうの意識啓発を図り、再発防止に全力を尽くすと共に、信頼の回復に努めてまいります。ー奈良女子大学
このニュースについては
50代の男性職員が30年間にわたり約880万円もの通勤手当を不正受給していたという内容になっています。
自家用車で出勤とあるけど、どこに車を停めていたのかしら。
実際にこの問題は利子を入れて900万円もの金額を返還するように男性職員に求めたみたいです。
実際返済できたのかどうか。。。