地方公務員で通勤時間が長くなってしまいがちな、県庁職員は時として公務員を選ぶ上で考慮すべき事項と言えます。
県庁職員として働く場合には、都道府県庁の職員として、地方の出先機関にも異動があり働く必要があります。
通勤時間では、車や電車で長くで1時間半から2時間をかけて通勤している人も中にはいます。
地方公務員として試験を考えている受験生などは、「県庁」か「政令指定都市などの市役所」か?という選択をで迷っている人が多くいます。
県庁職員の通勤事情
ここでは、九州になる熊本県を例にとってみます。
「図の参考サイト」
上の図は熊本県の各市町村を示した図になります。
県庁職員になると、地方の出先機関が存在し(地図上の小さい赤丸)、異動する可能性があります。
地方の出先期間は複数の各市町村を統括しているような感じになります。
なので、移動は熊本の都市部の熊本市だけでなく、「天草市(通勤時間2時間)」や「人吉市(通勤時間1時間半)」に異動することもあるのです。
遠い人は単身赴任になるから単身赴任手当てが支給されることになる。でも実際は赤字になることがほとんど見たいね。
家族持ちの場合の公務員
家族持ちの場合の地方公務員は都市部の中心地方面に家を建てたりする場合が多くあります。
子供が小さいうちは家族で異動することもあるのですが、家を建てるとそこが拠点地になり、異動の状況によっては家から通う場合には長距離の通勤時間となります。
私は一人暮らしをするぐらいなら、少しの時間でも家で休みたいと思い長距離通勤を選びました。
ですが、正直長距離運転はやはり自由な時間が持てず、疲れも溜まります。
独身の場合の公務員の現状
独身の場合は、異動先の近くに住んで通勤することも多くあります。
また実家が都市部であれば、都市部から車や公共交通機関を使って通勤をしている場合もあります。
地方の方なので仕事が終わった後は特にすることもなく、職場の同期や組合の飲み会で交流がある程度です。
また週末は、実家に帰ったり、都市部へ遊びに行ったりすることが多いです。
県庁職員の通勤時間の具体例
ここでは実際に当サイトに寄せられた情報から、県庁職員の具体例をご紹介します。
平成28年に発生した熊本地震により、阿蘇大橋が落橋しました。
そのため阿蘇に向かう通勤ルートが山道となり、私が建てた家から片道2時間弱の通勤となりました。
産山村の現場に向かってる。
熊本地震による大規模な地滑りにより
赤橋(阿蘇大橋)は崩壊し、JR豊肥線を含め現在も57号線は通行止めが続いている。迂回路を運転しながら、昔の57号線が急に懐かしくなった。。 pic.twitter.com/nEgJYeamIr
— 鈴木田しゅんご (@aikyousinbun) 2019年1月10日
なので仕方なく熊本市内から通うことになったのです。
熊本地震が起きる前の通勤時間は熊本市内から阿蘇市まで約1時間10分程度ということでした。
仕事も災害復旧に関することもあったため、仕事に多くの時間をさいた時期と言えます。
でも家に帰って寝るだけの生活なんて。。。あまりいい環境とは言えないわね。
通勤時間が長い時の自由な時間はどれくらいか。
以下公務員が定時に帰れた場合の時間を考えてみました。
●仕事の拘束時間・・・9時間(昼休み1時間含む)
●通勤時間・・・・3時間(片道1時間)
●睡眠時間・・・7時間
●風呂・食事・明日の準備・・2時間
●自由な時間・・・3時間
●仕事の拘束時間・・・11時間(昼休み1時間含む)
●通勤時間・・・・3時間(片道1時間)
●睡眠時間・・・7時間
●風呂・食事・明日の準備・・2時間
●自由な時間・・・1時間
ですが、たまに熊本市内で会議があったり、年休消化などで金曜日の夕方は早く帰ったりすることもあります。
ですが基本的に平日は仕事に行って帰ってくるだけの生活と言えます。
子供が大学や専門学校に通いだすと、出費が大きくなるため安易に単身赴任というわけにも行かないのよね。。
県庁より市役所が人気になる傾向にも
こう行った県庁職員の通勤事情により、近年は県庁職員よりも通勤がしやすい市町村を選ぶ人も増えてきています。
実際に公務員の給料を比較すると県庁職員の方が市役所職員よりも給料は月額で高いのですが、「通勤時間」「機械的損失」を考えて、市役所職員を選ぶということもあるようです。