国家公務員や地方公務員である地方自治体職員のボーナス(賞与)は、決められた算定基準で算出されます。
しばしば公務員のボーナスは高くてもらいすぎなんて言われますが、景気が悪くボーナスがない時期の中小企業であるとそれも言えるかもしれません。
この記事では国家公務員と地方公務員の平均ボーナスと、年齢別にいくらボーナスをもらっているのかを比較してご紹介していきます。
公務員のボーナスの仕組み
公務員のボーナスは基本的に「期末手当」「勤勉手当」から成り立って計算されています。
●期末手当・・・働いた月数に応じて支給
●勤勉手当・・・成績に応じて支給割合が変わる。
がそれぞれの意味になります。
詳しい仕組みと計算方法は下記の記事を参考にしてね
国家公務員、地方公務員のボーナスを比較
それではここからボーナスの比較をご紹介していきます。
ボーナスの金額は総務省の統計で発表されており以下のサイトから参考にしました。
●国家公務員→H30国家公務員給与等実態調査
●地方公務員→H29地方公務員給与実態調査
公務員の平均ボーナス(年額)
国家公務員 | 地方公務員 | |
---|---|---|
平均ボーナス(年額) | 1,659,436円 | 1,503,682円 |
この2つのボーナスを比較すると約15万円の差があります。
地方は医師、教師、警察、行政など幅広い職種と多くの市町村で成り立っているため、一概に国と同じボーナスにはならないということでしょう。
公務員の年齢別ボーナス(年額)の比較
年齢層 | 国家公務員ボーナス(年額) | 地方公務員ボーナス(年額) |
---|---|---|
20歳未満 | 806,133円 | 750,421円 |
20~23歳 | 939,869円 | 874,915円 |
24~27歳 | 1,052,251円 | 979,530円 |
28~31歳 | 1,181,034円 | 1,099,413円 |
32~35歳 | 1,334,211円 | 1,242,004円 |
36~39歳 | 1,516,530円 | 1,411,722円 |
40~43歳 | 1,700,594円 | 1,583,065円 |
44~47歳 | 1,831,002円 | 1,704,461円 |
48~51歳 | 1,925,075円 | 1,792,033円 |
52~55歳 | 1,999,109円 | 1,860,950円 |
56~59歳 | 2,058,892円 | 1,916,602円 |
この表から見ると、例えば一番若い世代の20歳未満では、「5万円の差額」となっていて、一方で一番高い年齢層の56歳から59歳では「15万円ほどの差額」となっていて、年齢が増えるごとにボーナスに差が出てくるのがわかります。
実際このボーナス額は手取りではなく、ここから税金など引かれた額が手取りとなります。
しかしながら景気に大きく左右される中小企業から見ると、もらいすぎと思われる時期もありそうね。
まとめ
以上国家公務員と地方公務員のボーナスを比較しました。
公務員の給料は大企業を元に算出してあるので、実際に景気に左右されやすい中小企業からいうと安定して入ってくる分魅力的にうつるかもしれません。
公務員の給料、手当については以下の記事も参考にしてください。